エプロンは簡単に作ろうと思えば直線縫いだけで完成します。
面倒な襟も袖も付ける必要はありません☆
とは言え、大きさや手順がわからなかったりしますよね。
ソーイング初心者だと、
- 何を揃えたら作れるのか
- どんな生地で作ればいいのか
- サイズは?
- 形は?
- 縫い方は?
- どのサイトがわかりやすいのか
などなど、調べることで疲れてしまって、諦めてしまうことも多いのではないでしょうか。
この記事では、これらを一気に解決できます!
特に、高学年向け男子用という、なかなか市販品でも見つからないエプロンの作り方をご紹介しています。
直線だけのシンプルで簡単な縫い方で、立派なエプロンが作れますよ♪
ぜひ、参考にしてくださいね。
男子用って市販に全然ない!だから型紙から作りました
新型コロナウィルスの影響で中止と言われていた調理実習をやることにしました!
・・・と、突然小学校から連絡が。
よし!作るぞ!
と意気込んで、参考になるものを探してみたものの。。。
ハロウィンの衣装の時も痛切に思いましたが、とにかく男子用の服や小物って本当に少ないんです。
楽天市場などのサイトにも、minne(ミンネ)のようなハンドメイドマーケットサイトにも、数少ない男の子向けの商品は幼児向けの可愛いクマさん柄やクルマ柄ばかり。
小学生(しかも高学年)男子向けの商品ってすごく少ない・・・
ってか、全然ない(2023年1月現在)。
だから、型紙からオリジナルで作ることにしました!
せっかく作るなら、誰もが簡単に作れるようなデザインにして、ソーイング初心者さんでも作れるようなものにしよう♡
と思った次第です。
最も簡単なエプロンとは?全て直線で作ろう
女の子用だと丸みのあるメイドっぽい形だったりフリル付きだったり、凝ったデザインが可愛いかもしれないけれど、男の子用はシンプルでいいのだ。
いやむしろシンプルがいいのだ♪
限りなくシンプルにするには、どこもかしこも直線で。
それでも素敵なエプロンが作れますから(*^^*)
更には、ひもを結ぶという作業を男子は嫌がるため、首も腰も、スナップやマジックテープ仕様にしましょう。
そうすると、作る方としても楽ちんなワケです。
ボタンホールを作る必要もなし♪
蝶結びをするための長~いひもを作らずとも良し♪
着る方も作る方も簡単♪
これならソーイング初心者でも作れますよ(^▽^)/
用意するもの
必要なものはコチラ。 ↓ ↓
- 生地
- ミシン糸
- 接着芯(見返し部分に貼る)
- スナップ(直径1.3cm程度)1個
- 飾り用ボタン(直径2cm程度)1個
- マジックテープ(アイロン接着)
1つずつ説明しますね。
生地
綿100%でやや厚めの生地がいいでしょう。
私は、エプロンを作る際は、カツラギという生地を買っています。
今回息子のエプロンに使ったのは、この生地です。 ↓ ↓
綿(コットン)100%で、オックスよりは厚手、帆布よりは薄手。
ちなみに、オックスはランチョンマットなどに、帆布はトートバッグなどに向いている生地。
カツラギはその中間くらいと思っていただければOKです。
用尺(生地の長さ)は、1mあれば大丈夫です。
ミシン糸
カツラギ生地であれば、普通生地用のミシン糸でOK。
「#60」という太さの、最もスタンダードなミシン糸を購入しましょう。
生地に一番近い色の糸が一番無難ですが、例えばデニムの色の生地にベージュの糸でジーンズ風に作るとか、ベージュ生地で濃い茶色の糸などもおしゃれですよ。
接着芯(なくても良い)
襟や袖口などにパリッと張りを持たせるために、アイロン接着する生地です。
でもエプロンなので、特にパリッとしなくてもいいと思えば、これはなくても大丈夫。
使う場合は、10cmもあれば足りますよ。
スナップ(直径1.3cm程度)1個
首のひもを胸に付けるところに使います。首ひもが長いとエプロンがダラッと下がってしまうし、特に男子、胸元でボタンを留めるのも面倒くさがります。
さらにはボタンホールを作る方も面倒(;^_^A
なので、ここはスナップボタンがラクちんかと。
飾り用ボタン(直径2cm程度)1個
スナップを付ければエプロンとして身に付けられるので、飾りボタンも特になくても大丈夫です。
私は見栄えを少しだけ良くしたいなぁと思ったので付けました。
ただ、表布に飾りとして縫い付けるだけ(*^^*)
マジックテープ(アイロン接着)
これは腰ひもを後ろで留めるのに使用しました。
男子、後ろでひもを蝶結びなんて、しません(^▽^;)
なんなら固結びして上や下から脱ぐとかやりそう~いや絶対やる(汗)
なので、私はマジックテープを付けました。
もちのろんで、作るのもそっちの方がらくちんです。
ひもを短く作れるから♪
縫い付けるタイプもあるけど、アイロン接着が断然ラクちんです!
作ってみましょう
型紙を作る
模造紙に、この通りに製図してください。 ↓ ↓
この型紙は、縫い代込みの型紙です。
書いたら、外枠の太線の部分をカットしてくださいね。
生地を裁断する
もちろん裁ちバサミでも裁断出来ますが、私のお勧めはローリングカッターです。
こちらの記事に、もっともお勧めの裁断グッズを紹介しています ↓ ↓
見返しに接着芯を付ける場合は、見返しの型紙通りに、生地と接着芯を裁断してくださいね。
全部裁断すると、こうなります。 ↓ ↓
見返しに接着芯を付ける
アイロンで、見返し部分に接着芯を接着します。
(接着芯を付けない場合はこの作業は省略して下さい。)
端ミシン(ロックミシン)をかける
型紙の赤い点線にあたる部分に端ミシンをかけます。
三つ折りにしない部分なので、ほつれないようにするためです。
家庭用ミシンで縫う場合はジグザグ縫いを選び、ロックミシンがある方はロックで。
ひもを縫う
一番最初にひもを縫います。
四方を1cm折り、縦に半分に折って、三方をコの字にぐるっとステッチをかけます。
短い一辺はエプロンに縫い込むので、ステッチの必要はありません。
これで3つのひもの三方を縫い終わりました。 ↓ ↓
見返しを縫う
エプロンの首ひも右側を ↓ ↓のように挟み、見返しを中表(表面を内側に)に合わせ、左、上、右、端から1cmのところ(ピンクの線)を縫います。
表に返した時に厚みが出ないように、写真のように角を切り落とします。
表に返し、表に返しきれていない端っこの部分を目打ちで引き抜きます。
目打ちがなければ縫い針でも出来ます。
すると、こうなります。 ↓ ↓
腰ひもを付けて両脇の始末をする
脇と裾の三つ折りが重なる部分の厚みが気になる場合は、端を少し切り落としておきましょう。
その上で、両脇(裾以外)の部分を1cm幅で三つ折りにし、ステッチをかけていきます。
腰ひもは一度内側に向くように三つ折りの中に挟んでおきましょう。
ステッチをかけた後に外側に折り返し、一度ステッチをかけたところに再度上からステッチをかけます。 ↓ ↓
ちょっと手間はかかるけど、これだとひもを縫い付けた部分がキレイに見えるしほつれることもありません。
裾の始末をする
裾は1.5cm幅の三つ折りにし、ステッチをかけます。
ポケットを付ける
ポケットの上部を三つ折りにしてステッチをかけます。
その後、ポケットをエプロンに縫い付けます。
端っこは返し縫いをするか三角に縫って、強度を高めておくとよいでしょう。
ちなみに私はポケットにオリジナルタグを挟んで縫い付けました☆
市販のタグもいっぱいありますので、ちょっと手間をかけて縫い付けてみるのもおススメ(*^^*)
マジックテープをアイロン接着する
↑ ↑の写真にもチラッと写っていますが、マジックテープを接着します。
アイロン接着の方が断然ラクですが、縫い付ける方が長持ちはすると思います。
ここはお好みで♡
スナップ&ボタンを付ける
ここは手縫いで。
手縫い用の太めの糸でもいいですし、ミシン糸の2本どりでもいいです。
完成~\(^o^)/
これで、完成です~~\(^o^)/
着画像 ↓ ↓
作り方も、面倒くさがる男子の着用方法も、とことん簡単に出来るよう工夫したエプロン。
直線だけで簡単に作ることが出来ますよ♪
もちろん生地を選べば女の子用にもなります。
ぜひ、作ってみてくださいね(*^^*)
コメント
小学校高学年の娘のエプロンづくりの参考にさせていただいて、無事にエプロンが完成しました。
図と写真で解説してくださっていて、とてもわかりやすかったです。
ありがとうございました!!
初めまして。
コメントありがとうございます!
参考にしていただき嬉しいです☆
また、わかりやすいと言っていただけたこともとっても嬉しいです!
ぜひハンドメイドを楽しんでくださいね(*^ ^*)