春は新生活始まりの季節。
入園入学グッズを用意しなければならない方も多いと思います。
これは、ソーイングが苦手な方にはちょっと面倒な作業ですよね。
市販品で済まそうと思っていても、幼稚園・保育園・小学校で指定されたサイズのものが売ってなかったり、中には手作りであることが条件というところもあります。
初心者向けのわかりやすいソーイング本もたくさんありますが、どの本を参考にすればいいのかも分からない・・・という方も多いのでは。
そこで今回は、ランチョンマットの作り方をご紹介したいと思います♪
ランチョンマットは長方形の直線縫いだけなので、型紙要らずで初心者さん向けですよ~
ランチョンマットサイズは?
入園入学グッズとしてのランチョンマットは、サイズを指定される場合も多いです。
が、サイズ指定がない教育機関の場合、
サイズは?
生地は?
ここから壁だったりしますよね。
周囲から毎年のようにランチョンマット製作を頼まれる私の経験上、小学校で指定されるランチョンマットのサイズは「50×40cm」が多い印象です。
特に幼稚園・保育園、小学校低学年のお子さんは、給食やお弁当をこぼすことが多いため、大きめのランチョンマットがいいようです。
大人用のランチョンマットのスタンダードなサイズは30×45cmか30×40cmが多いようなので、子供向けには50×40cmが妥当なサイズでしょう。
生地は?
入園入学グッズの製作にはオックスという生地が最も適しています。
ブロードなどのコットン生地よりは厚く、帆布よりは薄い中厚の生地で張りがあり、子供にも扱いやすい生地です。
ランチョンマットとそれを入れる巾着袋の生地としては、オックスを選べば間違いありませんよ。
その際、ミシン糸は60番という太さの糸を選びましょう。
ランチョンマットの作り方にはいくつかある
一口にランチョンマットと言っても、作り方はいくつかあります。
簡単度① ただの3つ折り
最も簡単なのは、ただ周囲を三つ折りにして直線縫いするだけ。
もちろんそれでもまったく問題ありません♪
が、デメリットは、4つの角が分厚くなりゴロゴロしてしまうところ。
それもそのはず、三つ折り部分が角で9枚重なってしまうから。
角に限り分厚くなるため、ミシンでも縫いにくくなります。
簡単度② 額縁縫い
角のゴロゴロを解消するキレイな縫い方が、「額縁縫い」です。
こんな角になります ↓ ↓
ほんのちょっとの手間をかけることで、見た目もとても綺麗になりますよ。
簡単度③ 表も裏も使えるリバーシブル
両面違う生地を重ねることでどちらの面も使える仕様のランチョンマット。
リバーシブルはとってもおしゃれで素敵ですが、2枚の生地を合わせて縫うという作業は緻密な作業になります。
なので、これにチャレンジ出来たら素敵ですね!
今回は私が編み出した簡単な額縁縫いについて解説。
今回私が解説するランチョンマットの作り方は・・・
- 簡単度① ただの三つ折り
- 簡単度② – 1 額縁縫い(MiriOオリジナル) ← コレ
- 簡単度② – 2 ネットによく出ている縫い方の額縁縫い
- 簡単度③ リバーシブル
額縁縫いは、角がゴロゴロせずに見た目も綺麗になる縫い方です。
が、よくネットで見る縫い方を私もやってみましたが、失敗する確率高し(汗)
どうしたら簡単に作ることが出来て失敗せずに作れるかなぁと研究した結果・・・
綺麗に見える上に、縫い方としてはスタンダードな額縁縫いよりは簡単♪
という縫い方を編み出しました(*^_^*)
その縫い方をここでご紹介していきますね!
ぜひやってみてください♪
MiriOオリジナル☆簡単&キレイな額縁縫いの作り方
裁断
四方ぐるりと三つ折りにするので、三つ折りの幅を1cmとして1辺あたり2cm縫いしろとし、裁断サイズは出来上がりサイズより4cm多く裁断します。
つまり、50×40cmのランチョンマットを作る場合は、裁断する生地のサイズは54×44cmです。
縫いしろにアイロンをかける
周囲を1cm幅の三つ折りにしてアイロンをかけます。
折り目をつけて、縫いやすくするためです。
でも生地によっては指で跡をつけるだけでも大丈夫です(*^_^*)
額縁縫いの折り目をつけ、角をカット
端を図のようにカットします。 ↓ ↓
この部分をカットすることで、三つ折りにした時に分厚くならずに済みます。
カットした部分にほつれ止めを塗る
三つ折りに縫うのもほつれないようにするため。
ですが、分厚くならないようにカットするため、角の部分のみ1回折るだけになり、ほつれるリスクが出てきます。
検索で出てくる通常の額縁縫いですと、角の部分( ↓ ↓ピンクのところ)を裏側から縫うことで内側のほつれを防止しているものが多いのですが、
これがズレてしまうことが多く、失敗の原因となってしまいがち。
私もやってみましたが、手間の割にはキレイにピッタリと縫うのはなかなか難しかった~(-_-;)
そこで、私は、あらかじめ内側から角の縫うという方法をやめちゃいました!
そして、内側にほつれ止めを塗ってしまうことに☆
すぐに乾くし、これでほつれなくなります!
三つ折りにして、ミシンで縫う
この角の部分がキレイになるようにしっかり折り目をつけてクリップで止めましょう。
まず、角を折り込んで、 ↓ ↓
それぞれの辺の部分を三つ折りにします。 ↓ ↓
キレイに折れました。 ↓ ↓
待ち針で止めるんでもいいけれど、やっぱりこのクリップが一番です!
めちゃくちゃヘビロテしています。
三つ折りの内側部分を縫う
三つ折りしたところを縫います。
端から8mmほど、内側から2mmくらいのところをグルっと縫います。
三つ折りの外側部分を縫う
本来ならば三つ折りの内側部分を縫うだけでいいのですが、今回は額縁折りをしています。
そのため、角のところはこんな感じに。 ↓ ↓
中に織り込んだ角の部分が飛び出てくる可能性があります。
よくネットで見られる額縁縫いの方法は、写真( 下)のピンクの部分を裏返しにして先に縫うのですが、これが失敗しやすいため、私はこれを避けました。
なので、これをカバーするのが、外側部分を縫うこと!
内側をぐるっと縫うのと同じように外側をぐるっと縫う手間はありますが、技術的にはこちらの方が断然楽ちん♪
ぐるっと縫うことで、こんな風に仕上がります。 ↓ ↓
これで中に織り込んだ角の部分が飛び出てくる心配もなくなり、見た目も手触りも綺麗に仕上がります!
失敗率もものすごく低いし、ほんのちょっとの手間以外のデメリットは無し。
メリットの方が断然大きい、簡単で失敗しない額縁縫いの完成です\(^o^)/
巾着袋にも挑戦してみよう。
ランチョンマットと言えばそれを入れるためも巾着袋も必要ですよね。
巾着袋はランチョンマット入れ、体操着入れなどがありますが、サイズは違えど作り方は同じ。
巾着袋の作り方も別記事で解説していますので、参考にしてくださいね。
どんな作品でもお子さんは喜びます☆
それでも、入園入学グッズを作る一番の目的は、お子さんが学校生活で活用すること。
その出来栄えなどは二の次でいいんです(*^_^*)
息子が幼稚園の時に使っていた上履き入れは小学校に上がっても数年使っていたし、幼稚園の通園バッグは小学校に上がってからも習い事用のレッスンバッグとして使っていました。
えぇ、最終的にはボロボロさぁ( ´艸`)
こんななっても息子は普通に持ち歩いていました(;^_^A
もしあなたがクオリティーを気にしているとしても、きっとお子さんはそんなことは微塵も気にしていません。
なのであなたがちょっとでも興味を持てたら、それがチャレンジの十分なきっかけです!
ぜひともチャレンジしてみてくださいね(^_-)-☆
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