ハンドメイドを続けていると、誰かにプレゼントをしたり、販売したくなってくることも多いかと思います。
私もそんな一人です。
最初はただの趣味で、自分さえ楽しければそれで満足だったのが、「それ可愛いね!」なんて言われたら本当に嬉しい♡
好意で誰かにプレゼントしたりして、ものすごく喜んでもらえたりすると、そこに大きな喜びを感じて、「販売してみようかな?」という気持ちも芽生えてくることでしょう。
私もそんな一人です(2回目)。
自分が作った作品を、誰かが喜んでくれる・・・
ハンドメイドの最大の醍醐味ですよね。
このブログでは、ハンドメイドのノウハウをメインに綴っていますが、運営という視点でも今後少しずつ書いていこうと思います♪
そこで!
今回はまず、自分のブランドを運営していくにあたり、ほぼほぼ必要とされる“屋号の決め方”について、解説します。
この記事は、
- ハンドメイドのスキルにちょっと自信がついてきた
- 自分の作品を人に知ってもらいたい
- 趣味として楽しむだけでなく、幅を広げたい
- 自分の作品をブランド化して運営してみたい
- 将来は販売もしてみたい
と考えている方におすすめの内容となっています。
今はまだ趣味の範囲で楽しんでるだけだけど、もう少し本格的にハンドメイドをやってみたい。
でもどうしたらいいかわからない・・・
そんな方には参考になると思います!
私が「MiriO(ミリオ)」という屋号に決めた経緯についても公開しますね。
参考になれば幸いです。
ブランド化に必要なのが「屋号」
屋号、つまり、ショップの名前のこと。
個人事業主として起業する場合に事業で使用する名称のことを「屋号」と言いますが、起業しなくても「屋号」があるととっても便利。
もちろん、屋号を決めずに個人名で運営するのもOKです。
でも、屋号があると、
- プロっぽい!
- 信頼度が上がる!
となるし、minneやCreema、メルカリやラクマなどに出品して販売する時などにはやはり個人名よりは屋号があった方がいいです。
屋号を決める時に注意する点
一度決めたら簡単にコロコロ変えることが出来ない屋号。
ブランドの顔とも言えるものですから、満足のいくものに決めたいですよね。
オシャレな屋号にしたい!
カッコいいネーミングにしたい!
屋号を決めるにあたり、こんな思いが溢れるはず(*^_^*)
うんうん、わかります。
でも、特に販売となると、自分だけが満足いくものではなく、やはりお客様にとってわかりやすいものがベスト。
「なんのお店なの?」となってしまってはもったいない。
そこで、屋号を決めるにあたり、OKなポイント、NGなポイントについてお話しますね。
NGなポイント
読めない・・・
特にアクセサリー系の屋号となると、おしゃれなネーミングに憧れますよね。
私も最初はフランス語なんて素敵!というところから考え始めました。
フランス語で「工房」を意味する「atelier(アトリエ)」などを付けると確かにオシャレ。
でも、フランス語ってオシャレではあるけれど、ほぼほぼ読めません。
読めないということは、印象に残らないんです。
↑ ↑ これは2019年のハンドメイドマーケットイベントのアクセサリー部門の出品者一覧です。
横文字が多いですよね~~確かにどれもオシャレ。
でも、覚えられます?
特に長い横文字は、印象が付きにくいのでは。
私もハンドメイドマーケットイベントに足を運び、素敵な作家さん!と思ったブースがあったのですが、屋号が思い出せず、そのお店を二度とチェックすることが出来なくなってしまいました。
読めない屋号というのは、
- 覚えてもらえない
- 検索してもらえない
その結果、印象に残ることもなく忘れられる可能性が大きくなってしまうんです。
それは、もったいない!
想いを込め過ぎる・・・
自分のこだわりポイントや想いを込め過ぎると、思い通りに運営出来なかったり、方向性が変わったりした時に屋号に違和感が出てしまう恐れがあります。
例えば猫グッズを作りたくて「猫」や「キャット」という単語を屋号に入れてしまうと、猫以外の作品を作りにくくなってしまいます。
作品の路線は、自分の嗜好の変化や時代の変化で変わっていく可能性が大きいです。
どんな時でも自分の作品に違和感がない屋号がおすすめですよ。
OKなポイント
NGポイントの逆の考え方でいいのですが、その中でも私のおススメな決め方をお伝えしますね。
読みやすい&書きやすい!
読みやすく書きやすい。
これ、すっごく大事だと思います。
読みやすい屋号だと、覚えてもらいやすいです。
さらに書きやすいと、検索してもらいやすいです♪
あのショップの作品をもう一度見たいなぁと思った時に検索しやすい。
お客様がリピーターになってくれる確率がグッと上がります!
それにはもちろん商品力も必要ですが、その商品力を屋号でつぶさないようにしたいものですね。
シンプルで覚えやすい!
長いフランス語とか、確かにカッコいいですよ。
でも、やっぱりシンプルなのが一番です。
理由は上記と同じ、覚えてもらいやすいから。
例えば、アクセサリーのショップとして「光り輝く美人」という意味のフランス語を屋号にしよう!と思ったとします。
グーグル翻訳で「光り輝く美人」と入力したら、「Beauté éclatante」と出てきました。
とってもオシャレに見えるけど・・・読めます?覚えられます?
これではお客様の印象には残りませんよね。
オリジナリティーがある!
屋号を聞くだけで「あっこの人の作品だ」と思ってもらえるのは覚えてもらえるという点でもメリットになります。
また、オリジナリティーがある屋号は、屋号で検索するだけで検索結果のトップに出て来たりします。
その単語自体に意味を持たない造語などは特におすすめです♪
私の屋号(ショップ名)はこうして決めた!
フランス語で考えてみた。
例に漏れず私も考えちゃいました、オシャレな屋号にしたい!って。
minneやCreemaなどのハンドメイドサイト内を検索して、他の方々はどんなショップ名をつけてるんだろう?と研究しました。
や「atelier」とつくショップ名は多いですね。
「atelier〇〇」という感じで。
じゃあ、私も、フランス語で考えてみるか・・・?
アクセサリーだけでなく他のハンドメイド品も販売出来たら・・・という淡い野望もあり、商品に特化したネーミングにするより、私のイメージを表す単語がいいかも!と、色々考えてみました。
私のイメージ・・・「元気!」
ということで、候補の中に上がった単語の1つが、「 vivant 」。
「ヴィヴァント」と読むらしい。
色々調べると、「ヴィヴァン」と読む、とも出てくる。
「atelier vivant」「vivant」
読み方としては、「アトリエ・ヴィヴァント」「アトリエ・ヴィヴァン」
といったところか。
うん、響きもそんなに悪くない\(^o^)/
私個人のイメージとしては、最適・・・と思いきや!?
「vivant」という単語から意味を調べてみたところ、「食欲旺盛」と出てきました。
さらに「vivant」と検索すると、レストランやベーグル屋さんがヒット。
やっぱり、食べ物系のお店に使われるのね~そういう意味もあるもんね。
となると、アクセサリーショップにはふさわしくない。
私はアクセサリーや布小物を作っているのに、「元気」とか「食欲旺盛」とか、全然違う~~
っとその前に、これ読めないし書けないし、いちいち説明するのも面倒。
ということで、考え直すことに。
造語で考え始めました。
将来的に作品の幅を広げる可能性を考えて、意味を持たない造語で始めましたが、一口に造語と言っても幅が広すぎて。
また、私のイメージや好きなものから考え始めました。
私は、旅行が好き。
過去、行ったことのある国や地域、見たもので印象深い所はというと、、、
- 親日的な国、トルコ(T)
- 空中都市、マチュピチュ(M)
- エジプトのピラミッド(P)
- ギリシャエーゲ海の島、イドラ島(I)
- オーロラの街、イエローナイフ(Y)
国名・都市名などバラバラですが、それはおいといて(テキトー)。
これらの頭文字をアナグラム的に組み合わせてみました。
出来上がった単語はimpty”>出来上がった単語は、「impty」。
「impty」と書いたら、誰もが「インプティ」と読めそう。
これだったら短い、読みやすい、覚えやすい、シンプル!
そして、実際にこういう単語が存在するかどうかを、調べてみました。
すると・・・
emptyではありませんか?
と出てきて、
「empty=空っぽであること。中身のないこと。空虚なこと」
と、訳された。。。
むむっ!ショップ名に、もっともふさわしくない!
「empty」に読み間違えられたり、覚え間違えられたりしたら、なんだか縁起が悪い!
と思い、これも、キャンセルとなったのでした。。。
造語の考え方と実例・・・調べるとけっこうおもしろい。
造語の考え方を調べると、
- 頭文字をくっつける
- 意味ある単語を短縮してつなげる
- 逆さから読む
などなど、色々あることがわかります。
minne(ミンネ)を見ていても、子供の名前の頭文字をつなげました~とか、好きな言葉の文字を並べ替えました~とか、色々ありました。
実際、夜中にやってるアニメの番組名「ノイタミナ」は、「animation」を逆さに読んだもの。
SMAPは、「Sports Music Assemble People」の頭文字。
KAT-TUNは、メンバーの頭文字。
ブリジストンは、創業者の石橋さんの名字「ストーン(石)」と「ブリッジ(橋)」を逆さにつなげたもの。
造語の考え方やつけ方にも色々あって、面白い!
散々迷った結果、最後は簡単に決めちゃいました。
さんざんいろんなこと考えて、最終的に決めた「MiriO(ミリオ)」というショップ名(屋号)。
色々苦労したくせに、最終的に参考にしたのは、北海道・小樽のケーキ屋「ルタオ」と同じ方法で決めました。
店名は「親愛なる小樽の塔」という意味の フランス語「La Tour Amitié Otaru」の頭文字に、小樽(オタル)の地名に 愛着を込めてアレンジを加えて、ルタオ(LeTAO)と名付けました。
https://www.letao.jp/about/LeTAO公式ページ「小樽洋菓子舗ルタオとは」より引用
プライベート情報は非公開にしていますのでこれだけの情報にとどめたいと思いますが、単純に私の名前のアレンジです。
ちなみに余談ですが、ルタオのドゥーブルフロマージュというチーズケーキは絶品なのです♪
初めて食べた時は衝撃的に美味しかったのを覚えています!
「ルタオ」というショップ名もすごく印象的だったしね(*^_^*)
ぜひ、お試しあれ!
私としては、「MiriO」にしっくり。
私が掲げた、ショップ名を決めるにあたり定めた条件。
- 読みやすく、わかりやすい → アルファベット表記だけでも「ミリオ」と読める。
- シンプルで覚えやすい → そのまんま。
- オリジナリティーがある → 私の名前が由来なので。
- それ自体に意味を持たない造語 → 調べたどころこの単語は存在せず、完全な造語!検索に引っ掛かりやすいです。
・・・と、条件にもぴったり。
そして、響きも意味も、とってもしっくり!
ってことで、「MiriO」に決定したのでした。
それでもミンネのギャラリーや、ブログタイトルなどには、どこにでも「MiriO(ミリオ)」とカナでも表記するようにしています。
「MiriO」だけでも間違いなく読めると思うけど、やっぱりカナを添える方が一瞬で読めるし、覚えやすいと思うので。
まとめ。屋号の条件とは。
私が最も優先すべきと思っている屋号の条件はこちら ↓ ↓
- 読みやすい
- シンプルで覚えやすい
- オリジナリティーがある
- それ自体が意味を持たない造語
屋号を決めるのに、ものすごーーく時間がかかり、調べまくった結果、この結論に達しました。
逆に、これしかない!と一発で決められる方もいらっしゃるかと思います。
いずれにしても、自分で納得出来るお気に入りの屋号が出来ればそれが一番いいはず♪
屋号があればロゴも作成しやすくなり、となるとロゴを印刷したカードなどを添えたり、台紙にしたり。
“運営”という視点での幅がグンッ!と広がります。
ぜひ、お気に入りの屋号を決めて、ハンドメイド運営を楽しんでくださいね(*^_^*)
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